
初めてこのオールオン4という治療法を知ったのは2007年の春でした。
私は1994年にインプラント治療を始めて今年で15年になりますが、この治療法との出会いは非常にショッキングであったのを今でも鮮明に覚えております。
まず、今までのインプラント治療との決定的な違いはその日に歯(固定性の仮の歯)が入ってしまうという事です。
従来の治療法ではインプラントの基礎となるチタン本体を骨の中に埋めて2〜4ヶ月待って、その後にやっと仮の歯が入るという事ですので患者様にその2〜4ヶ月の間はどうしても歯の無い状況を我慢していただかなくてなりませんでした。
しかし、この方法でしたらその日にインプラント本体を骨の中に埋め込み、数時間後には歯(固定性の仮の歯)が入ってしまう為に歯の無い時間をなくす事が出来ます。
次に4本(場合によっては5,6本の時もあります)のインプラントで全部の歯が入ってしまうという事です。
その当時私は本当にその方法自体に信憑性があるのかが正直疑問でしたので、このオールオン4の発明者でもあるパウロ・マロ先生のセミナーを受けにリスボンに行ってまいりました。
4日間コースの内容は非常に濃く、講義や実際の手術にも立ち合わせて頂き充実したもので今まで自分が疑っていたものが全てクリアになり興奮していたのを覚えております。
しかし、現実はそう甘くはなく自分でこのオールオン4の治療をやってみると非常に難しく、今までの通常のインプラント治療とは別ものでありまして再度またリスボンに降り立ったのです。
2回目のコースともなると、今まで見えてこなかった詳細な事まで理解出来るようになり、このオールオン4という治療法の素晴らしさを本当に実感した次第であります。